こんにちは、「Macガイド」のタクヤです。
「友達からもらったDVDのデータが『VIDEO_TS』というフォルダで、どうやってDVDに焼けばいいか分からない…」
「MacでVIDEO_TSフォルダをDVDプレーヤーで再生できるように書き込みたい！」
そんな悩みを抱えていませんか？
VIDEO_TSフォルダは、DVDビデオの映像や音声データがまとまったものですが、そのままDVDに焼いただけでは家庭用DVDプレーヤーで再生できません。
でも、ご安心ください！この記事では、Macに標準で搭載されている機能や、便利な専用ソフトを使って、VIDEO_TSフォルダから再生可能なDVDを簡単に作成する方法を、初心者の方にも分かりやすくステップバイステップで解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたも迷うことなく大切な映像をDVDに焼けるようになっているはずです。
目次
- そもそもVIDEO_TSフォルダとは？
- 【簡単・無料】Mac標準機能でVIDEO_TSをDVDに書き込む方法
- 【高機能・簡単】おすすめのDVD書き込みソフト
- 書き込みがうまくいかない時のトラブルシューティング
- よくある質問（FAQ）
- まとめ
そもそもVIDEO_TSフォルダとは？
まずはじめに、「VIDEO_TS」フォルダが一体何なのかを簡単に理解しておきましょう。
VIDEO_TSフォルダは、市販やレンタルのDVD、またはDVDレコーダーで作成されたDVDビデオディスクの中に入っている、映像や音声、字幕などの再生に必要なデータがすべて格納されているフォルダです。
このフォルダの中には、「.VOB」「.IFO」「.BUP」といった見慣れないファイルが入っています。これらのファイルが連携して、メニュー画面を表示したり、本編を再生したりする仕組みになっています。
つまり、このVIDEO_T_Sフォルダを正しくDVDに書き込むことができれば、家庭用DVDプレーヤーで再生可能なディスクが完成する、というわけです。
【簡単・無料】Mac標準機能でVIDEO_TSをDVDに書き込む方法
専門のソフトを使わなくても、Macに標準で備わっている機能だけでVIDEO_TSフォルダをDVDに書き込むことができます。ここでは、代表的な2つの方法をご紹介します。
方法1：Finderを使って書き込む（macOS Catalina以降）
macOS Catalina（10.15）以降をお使いの場合、Finderから直接DVDに書き込むのが最も手軽な方法です。
手順：
1. 空のDVDをMacに挿入します。
MacにDVDドライブがない場合は、外付けのApple USB SuperDriveなどを用意してください。
2. VIDEO_TSフォルダを右クリック（またはcontrolキーを押しながらクリック）します。
3. メニューから「“VIDEO_TS”をディスクに書き込む」を選択します。
4. ディスク名を入力し、「書き込み」ボタンをクリックします。
書き込み速度は、特に指定がなければ中速〜低速を選ぶとエラーが起きにくくなります。
5. 書き込みが完了するまで待ちます。
これだけで、プレーヤーで再生可能なDVDが作成されます。非常に簡単ですね！
方法2：ディスクユーティリティを使って書き込む
より確実な方法として、一度ディスクイメージ（.dmgファイル）を作成してからDVDに書き込む方法もあります。こちらは少し手順が増えますが、エラーが起こりにくいというメリットがあります。
手順：
1. VIDEO_TSフォルダと、空のAUDIO_TSフォルダを一つのフォルダにまとめます。
新しいフォルダを作成し、DVDのタイトルなど分かりやすい名前を付けます。その中に、書き込みたい「VIDEO_TS」フォルダと、新規作成した空の「AUDIO_TS」フォルダを入れます。
2. 「アプリケーション」>「ユーティリティ」から「ディスクユーティリティ」を起動します。
3. メニューバーから「ファイル」>「新規イメージ」>「フォルダからのイメージを作成」を選択します。
4. 先ほど作成した、VIDEO_TSとAUDIO_TSが入っているフォルダを選択します。
5. イメージフォーマットで「DVD/CDマスター」を選択し、暗号化は「なし」にして「保存」をクリックします。
.cdrという拡張子のディスクイメージが作成されます。
6. 作成されたディスクイメージ（.cdrファイル）をディスクユーティリティの左側のサイドバーにドラッグ＆ドロップします。
7. サイドバーに追加されたイメージを選択し、ツールバーの「書き込む」ボタンをクリックします。
8. 空のDVDを挿入し、書き込み設定を確認して「書き込む」をクリックします。
これで書き込みが開始されます。Finderでの書き込みがうまくいかない場合は、こちらの方法を試してみてください。
【高機能・簡単】おすすめのDVD書き込みソフト
「もっと簡単に書き込みたい」「メニュー画面を自分でデザインしたい」という場合は、サードパーティ製のDVD書き込みソフトがおすすめです。ここでは、Macユーザーに人気の定番ソフトを2つご紹介します。
1. Wondershare DVD Memory
公式サイト: https://dvdcreator.wondershare.jp/
初心者でも直感的に使える操作画面が魅力のソフトです。VIDEO_TSフォルダはもちろん、MP4やMOVなど様々な動画ファイルから簡単にDVDを作成できます。豊富なテンプレートから選ぶだけで、プロ並みのDVDメニューを追加できるのが大きな特徴です。
タクヤのコメント:
「とにかく簡単に、でも見栄えの良いDVDを作りたい！」という方にぴったりのソフトです。ドラッグ＆ドロップ中心の操作で、迷うことがほとんどありません。無料体験版で使い勝手を試せるのも嬉しいポイントですね。
2. Roxio Toast Titanium
公式サイト: https://www.roxio.com/jp/products/toast/titanium/
古くからMacユーザーに愛用されている、高機能なライティングソフトの決定版です。DVDやBlu-rayの作成はもちろん、ディスクのコピー、動画変換、画面録画など、これ一本で多彩な機能をカバーします。
タクヤのコメント:
「DVD作成だけでなく、動画に関する色々な作業を一つのソフトで完結させたい」という本格派の方におすすめです。少し価格は張りますが、その分機能は非常にパワフル。まさにMacの動画編集・管理のハブとして活躍してくれます。
書き込みがうまくいかない時のトラブルシューティング
- 書き込み速度が速すぎる: 書き込み速度を一番遅い設定にしてみましょう。安定性が増し、エラーが減少します。
- DVDディスクの品質: 安価な海外製のディスクなどは、品質にばらつきがある場合があります。信頼できる日本製のディスク（TDK、maxellなど）を試してみてください。
- 空き容量不足: ディスクイメージを作成する際など、Mac本体のストレージ空き容量が不足しているとエラーの原因になります。
よくある質問（FAQ）
Q. AUDIO_TSフォルダは空でもいいの？
A. はい、問題ありません。DVD-Videoの規格上、AUDIO_TSというフォルダが必要ですが、中身は空で大丈夫です。多くの書き込みソフトやOSの機能では、書き込み時に自動で空のAUDIO_TSフォルダが作成されます。
Q. 書き込んだDVDがプレーヤーで再生できません。
A. いくつか原因が考えられます。
1. 正しくDVD-Video形式で書き込めていない（データDVDになっている）。
2. お使いのDVDプレーヤーが、書き込んだディスク（DVD-Rなど）の再生に対応していない。
3. 書き込み時にエラーが発生している。
この記事で紹介した手順（特にディスクユーティリティの方法）を再確認し、書き込み速度を落として試してみてください。
まとめ
今回は、MacでVIDEO_TSフォルダをDVDに書き込む方法について、標準機能を使う方法と、おすすめの専用ソフトを使う方法をご紹介しました。
- 手軽さ優先なら → Finderで書き込み
- 確実性優先なら → ディスクユーティリティで書き込み
- メニュー作成などこだわりたいなら → 専用ソフト（Wondershare DVD Memoryなど）
ご自身の目的に合わせて、最適な方法を選んでみてください。この記事が、あなたのMacライフの一助となれば幸いです。
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